小中高生など若手メンバーが集う和太鼓グループ「竜童」=唐津市の西唐津中

6年ぶりの演奏会に向け、練習に励む和太鼓グループ「竜童」=唐津市の西唐津中

 小中高生を中心に活動する唐津市の和太鼓グループ「竜童(りんどう)」が、結成20周年を記念した演奏会を7月9日に開く。唐津市出身のしの笛奏者・佐藤和哉さんを招き、コラボする新曲などを披露。和太鼓としの笛が一体となった音色を会場に響かせる。

 竜童は、西唐津商店街を盛り上げようと立ち上げた「唐津港太鼓」の若手グループとして、2002年に結成した。最年少は3歳で、約30人が西唐津の本部と鏡支部で練習に励んでいる。地域行事や祭りなどで発表の場を広げ、昨年は県大会2位、九州大会で特別賞を受賞し、技術の向上が成果に表れてきた。

 演奏会は6年ぶりで、有料で開催するのは初めてとなる。佐藤さんとのコラボ曲「おうか」のほか、唐津くんちをイメージした「唐津故郷」などオリジナルの6曲を演奏する。初期メンバーで指導者の長野隼さん(28)は「上手なお兄さんたちに追い付きたいと、小さい子たちの頑張りが見えている」と成長を感じている。

 6歳からチームに加わるリーダーの青木兼馬さん(唐津商業高3年)は「大人世代との交流が自分自身の成長にもつながっていると思う」と活動の楽しさを語り、「今までとは違う、しの笛の音色を引き立てるたたき方にも、魅力を感じてもらえると思う。会場を盛り上げる演奏をしたい」と意気込んでいる。

 同市の相知交流文化センターサライで午後2時開演。チケットは全席自由で、前売りは2500円(当日券は500円高)。問い合わせや購入は長野さん、電話080(1779)1439。(横田千晶)

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