オンライン取材を行った怪談家の稲川淳二さん(提供写真)

 怪談家の稲川淳二さん(75)の怪談ナイト「MYSTERY NIGHT TOUR2023」が11月5日、佐賀市文化会館で開かれる。佐賀市で公演するのは初めて。テーマは「今年の怪談は…、事件なんですよ!」で、全作新作の書き下ろしを披露する。

 公演に先立ち、オンライン取材会を開いて説明した。通算960公演、観客総動員数約66万人の稲川淳二の怪談ナイトは、1993年に始まり今年で31年目。日頃から怪談は事件じゃないと話す稲川さんが、今回は事件だと感じたエピソードを話す。怪談は約90分、心霊写真解説が約30分で、舞台美術にも力を入れる。

 稲川さんは工業デザイナーとして活動後、元祖リアクション芸人として活躍。45歳で始めた怪談ライブの反響が大きく“怪談家”として生きることを決意した。最近は人権をテーマにした活動にも精力的で、2005年には上峰町で講演会を行った。

 稲川さんは佐賀について「以前、幽霊が出る家や心霊観光で何度か訪れた思い出がある」と話し「佐賀の皆さんと一緒に、歴史を超えた怖くも楽しい話をしながら、時間を共有したい」と来場を呼びかけた。

 公演は佐賀市文化会館大ホールで開演は午後4時。前売り税込み6600円(当日税込み7000円)。チケットはQRコードを参照。問い合わせは鈴木企画電話、092(406)5960。(坂本有佐) 

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