事業計画や予算が承認されたコープさが生協の通常総代会=佐賀市のガーデンテラス佐賀ホテル&リゾート

 コープさが生活協同組合(佐賀市・松本美和子会長)の2022年度決算は、供給高(売上高)が前年比0・6%増の68億300万円、経常剰余金(経常利益)が同8・0%減の2億7444万円で増収減益だった。法人税などを除いた当期剰余金(純利益)は同10・7%減の2億964万円。

 22日に佐賀市のホテルで開かれた通常総代会で承認された。コロナ禍、基幹事業の無店舗事業(宅配)利用者が増加し、新栄店(佐賀市)の売り上げも好調だった。供給高はコロナ前の19年度と比べ15%増となったが、電気代やカタログの用紙代のコスト増など物価上昇が大きく響いた。

 コープさが生協は新栄店のリニューアルを11月に計画している。改修費の一部として当期未処分剰余金の一部(4千万円)を利用する案などを承認した。開業から10年の大規模リニューアルで、内装や冷蔵・冷凍のショーケースなども入れ替える。利用者のニーズに合わせて総菜や冷凍食品を拡充し、年間9億円の売り上げを目指す。22年度は8億6千万円だった。(志波知佳)