唐津市は、市民対象に25%のプレミアム付商品券「からふるPay」を昨年に続いて発行する。物価高騰の影響を受ける家計の消費を喚起し、地域経済の回復と立て直しを図る狙い。総額6億円のうち、8割の5億円を電子商品券とし、デジタル化の推進も図る。
からふるPayは5千円分の商品券を1セット4千円で販売する。全ての取扱店で使える「共通券」と大型店以外で使える「専用券」があり、2500円ずつ利用できる。
商品券は電子と紙の2種類で、電子券は10万セット、紙券は2万セット。購入上限はいずれかを1人5セットまで。電子券のセット数を昨年より2万セット増やし、電子券の購入申し込みは新たに導入する専用アプリから行う。
商品券の取扱店を26日から募集。販売を2回に分け、初回は7月24日から電子券4万セット、紙券2万セットを受け付ける。2回目は電子券6万セットを9月下旬に予定している。峰達郎市長は23日の定例記者会見で「(電子商品券は)1円単位で利用できる点が好評で、デジタル化をさらに進めたい」と語った。(松岡蒼大)