昨季を振り返り、ファンに感謝の言葉を口にする久光の大竹里歩主将=佐賀市のモラージュ佐賀

サイン入り色紙を手にしたファンと記念撮影に応じる久光の中川美柚選手(左)と濵松明日香選手=佐賀市のモラージュ佐賀

久光の吉武美佳選手とのじゃんけん大会に臨むファン=佐賀市のモラージュ佐賀

 バレーボール女子・Vリーグ1部(V1)の久光スプリングス(鳥栖市)が24日、佐賀市のモラージュ佐賀でファンミーティングを開催した。100人を超えるファンが詰めかけ、選手に質問したり、選手にまつわる問題に答えたりするなど楽しい時間を過ごして交流を深めた。

 酒井新悟監督は「昨季はなかなか思うような結果が出なかったが、大竹里歩主将を中心に常に前向きに戦ってくれた。昨季を糧に今季は日本一を奪還したい」とあいさつ。大竹選手は「佐賀でのホームゲームは満員の会場で試合ができた。より身近で愛されるチームになれるように頑張る」と決意を新たにした。

 会場には県内外のファンが足を運んだ。三重県の男性は栄絵里香選手にオフの過ごし方を質問し、栄選手は「実家が福岡にあるので、休みは実家で過ごした。シーズン中のオフは体を休めることを意識している」と答えた。選手にまつわるクイズ大会や、吉武美佳選手とのじゃんけん大会で会場は盛り上がった。

 中学校体育大会を間近に控えた致遠館中3年の園田結菜さん=神埼市=は、濵松明日香選手にブロックのコツを質問した。「中体連の大会に向けて不安が大きかったが、濵松選手のアドバイスを生かすことができそう」と笑顔。鳥栖市を練習拠点に移すチームに「リーグで優勝してもらい、また報告会でたくさん触れ合いたい」と期待を寄せていた。(小部亮介)