立憲民主党佐賀県連は24日、佐賀市で常任幹事会を開き、衆院佐賀1区の原口一博氏、2区の大串博志氏が次期衆院選での再選に向け、決意表明をした。
冒頭以外は非公開で、終了後に取材に応じた。県連代表の原口氏は27歳で県議選に挑戦した原点に戻り戦うとし、「悪性リンパ腫になり、この日本、佐賀を子どもたちに残してはいけないと思った。衰退から成長へ、国民の命をないがしろにする政治を根本から変える」と強調した。
大串氏は「岸田政権は安倍政権以上に国民に対する説明責任を果たしていない。少子化対策に対する財源、国民の負担増を隠している。政権交代の受け皿になりうるのは立民だけ」と説明した。
21日に閉幕した通常国会での衆院解散を見送った岸田首相について、党選対委員長の大串氏は「オオカミ少年のように解散権をもてあそんだ代償は大きい。解散権すら持たない首相と言われ始めており、それを懸念して今秋には総選挙がある」との見方を示した。
共産党佐賀県委員会から提案された野党共闘に関する協議の場について、原口氏は「県連の中で何ができて何ができないのかを議論して対応したい。日程などは決まっていない」と述べるにとどめた。(大田浩司)