就職出陣式で決意を新たにする学院生ら=多久市の県立産業技術学院

 佐賀県立産業技術学院(多久市)で21日、本格化する就職戦線に向けた出陣式があった。本年度末に修了を予定する2年生55人が、希望の就職先への合格を目指して健闘を誓い合った。

 式では池田積(つもる)学院長が「自分の将来像をいま一度思い描き、意欲と行動力で立ち向かってほしい」と激励。機械技術、電気システム、建築技術・設計、自動車工学、木工芸デザインの5科の代表が「第1希望の企業に就職できるよう頑張ります」などと決意表明した。

 学院生の就職率は昨年度まで11年連続で100%を達成。本年度はすでに自動車工学科12人、建築技術・設計科2人が内定を得ている。同学院は「人手不足や採用意欲の高まりを反映し、昨年より36件増の183件の求人が届いている」と話した。(市原康史)