「昭和レトロ」をキーワードに、若者の間で少し懐かしさを感じる食べ物やグッズが流行しています。中でも喫茶店で昔ながらの定番メニュー「クリームソーダ」は、爽やかな見た目とおいしさで高い人気を誇り、SNS(交流サイト)にも写真がよく投稿されています。
暑い夏はすぐそこ。「そうだ、クリームソーダを飲もう」と思ったら、お店やお家(うち)で味わってみませんか。(草野杏実)
OK COFFEE SAGA ROASTERY(吉野ヶ里町)

吉野ヶ里町のJR吉野ヶ里駅から約200メートル南にあるカフェ「OK COFFEE SAGA ROASTERY」は、「夏秋アイスのクリームソーダ」を提供しています。味はメロン、ブルーハワイ、イチゴと、今年はパッションフルーツの4種類を用意。緑や赤など色違いのクリームソーダを楽しめます。
ソーダの上には「夏秋冷菓」(同町)のバニラジェラートがのっており、サクランボも添えられています。コーヒー用のビーカーをグラス代わりに使っているのも特徴で、写真映えも抜群です。梶史明店長(25)は「何人かで色違いで注文し、写真撮影を楽しむお客さんも多い」と話します。
7月からは従来のグラスをMサイズとし、新たにSサイズの販売を始めます。6月末までは495円(テイクアウトは486円)。7月からはSサイズ500円、Mサイズ570円で、テイクアウトも同じ金額になります。ビーカーグラスはイートインのみです。
DATA
【住】吉野ヶ里町吉田273―11
【営】11時~18時
【休】火、水曜
【駐】8台(道路の向かい側)
【IG】@okcoffee_sagaroastery
CAFE RETRO(佐賀市)

佐賀市の佐賀商業高の南側にある「CAFE RETRO」は、木の温かみが感じられる喫茶店です。客の要望を取り入れて作った「メロンフロート」(550円)は、グラスたっぷりのメロンソーダの上に、バニラアイスとサクランボ、ソフトクリームに使われるコーンが乗っています。まるでソフトクリームがメロンソーダに落っこちて来たみたいで、写真に収めたくなるかわいさです。「コーラフロート」(500円)にもアイスやコーンがのっています。
「美と健康は食事から」をテーマに、高タンパクでヘルシーな食事を提供しています。生を意味するRawチョコケーキ(500円)が特にお薦めです。
店員の小栁まいさん(33)は「おしゃれなカフェが多い中、純喫茶は珍しいのでは。ぜひ一度味わいに来てほしい」と話します。
DATA
【住】佐賀市神野東4丁目7 -21
【営】10時~15時
【休】日曜
【駐】11台
【電】090(1928)8773
無印良品ゆめタウン佐賀(佐賀市)

「無印良品」のメロンソーダ(290円)は、友桝飲料(小城市)が製造しており、全国の店舗で販売しています。合成着色料を使っておらず、一般的なメロンソーダよりも淡い緑色をしています。昔ながらの茶色の瓶に入っていますが、ふたはキャップ式で開閉は簡単。330ミリリットル。取り扱いは店舗限定です。
無印良品ゆめタウン佐賀の奥昇己店長(30)は「優しい甘さが特長です。透明なグラスに注いで、アイスをのせたりして楽しんで」と話します。家で作る場合は、グラスに氷を入れた後にメロンソーダを7割ほど注ぐとうまくできます。欲張るとソーダとアイスがシュワシュワあふれ出るので注意を。
同店では毎週土、日曜の14~15時に店頭で商品の試食、試飲を行っています。
DATA
【住】佐賀市兵庫北5丁目14-1
【営】10時~21時
【電】0952(36)8125
【休】なし