再生可能エネルギーの推進など課題を整理した唐津市議会の特別委員会=唐津市役所

 唐津市議会の風力発電等新エネルギーに係る特別委員会(石﨑俊治委員長、14人)が22日開かれ、洋上風力を含めた再生可能エネルギーの推進などに向けた市の課題を整理した。今後は洋上、陸上風力、バイオマス発電の推進や再生可能エネルギー総合計画の見直しに関する協議を中心に行っていくことを確認した。

 各委員からの意見を取りまとめ、今後の議論のテーマを、再生可能エネルギーの推進、再生可能エネルギー総合計画などの各種計画、地域における課題の3項目に大きく分類した。石﨑委員長は「エネルギーの種類によって地域経済の課題も異なってくることを念頭に検討していきたい」と述べた。

 市の担当者は、制定から10年以上が経過した「再生可能エネルギーの導入等による低炭素社会づくりの推進に関する条例」と「再生可能エネルギー総合計画」の改訂に向けたスケジュールを提示。委員からは素案の作成に関し「連動性を考えた策定を行ってほしい」との意見が出た。(松岡蒼大)