地方美術展として全国で最も長い歴史を持つ「第105回佐賀美術協会展」。洋画、日本画、彫塑、工芸の4部門で独創性豊かな入賞・入選作、会員らの286点が競演する。最高賞の美術協会賞は3人が高校生。年齢を重ねた会員らも多く、若々しさ、円熟の技など多様な作品群が会場を盛り上げる。美術協会賞受賞の作品を紹介する。

 ▼佐賀市の佐賀県立美術館2、3、4号展示室、2階画廊で25日まで。月曜休館。入場無料。25日午後2時から入選作品の講評会を行う。

美協賞受賞作品・受賞者紹介

彫塑 「オワリトハジマリ end and beginning」 森正彦さん

森正彦さん「オワリトハジマリ end and beginning」

日本画 「想う」 高尾爽菜さん

高尾爽菜さん「想う」

洋画 「ふける」 北川瑞季さん

洋画部門で最高賞に輝いた北川瑞季さんの「ふける」(F100号、アクリル絵の具)

工芸 「廻(めぐる)」 三根大和さん

三根大和さん「廻(めぐる)」

講評

全体講評・北島治樹理事長

部門別講評 【日本画】完成度高い作品目立つ

部門別講評 【洋画】高校生の力作多い

部門別講評 【工芸】未完も斬新なアイデア

部門別講評 【彫塑】多様な素材で創意工夫