佐賀市大和町を拠点に活動する少年サッカークラブ「グラッソFC」は、2024年にスコットランドプレミアリーグの「セルティック」とのアカデミー部門でのパートナーシップ締結を目指している。締結の前段として24日にセルティックの下部組織のコーチを佐賀に招き、トレーニングセッションを開催する。
3月末に福岡県内で行われたセルティックのアカデミーキャンプにグラッソFCの選手5人が参加。質の高い練習をこなした選手たちがセルティックのコーチらの目に留まり、パートナーシップ締結の話が動き出した。グラッソFCの吉田海雲太(こうた)君(開成小5年)と水町日々音(ひびと)君(北川副小5年)は「レベルは高かったけど楽しくできた。説明は分かりやすく、実戦を想定したものだった」とキャンプを振り返った。
セルティックには多くの日本人選手が在籍し、今後も育成や発掘に力を入れていくという。その一環として、将来的にグラッソFCとセルティックのアカデミーとの間で選手やコーチの派遣などを予定している。阿部哲也監督(39)は「サッカーだけでなく、語学や栄養などさまざまなことを学べる。メリットしかない」と期待する。
24日のトレーニングセッションは佐賀市のフットボールパーク佐賀大和で開催される。対象は小、中学生で、グラッソFCへの入団を希望・検討している人や、8月に福岡県内で開かれるセルティックのアカデミーキャンプの参加予定者が参加できる。申し込みや問い合わせは阿部監督、電話080(2725)1024。(中村健人)