「高校生ものづくりコンテスト」の佐賀県大会が10日、佐賀市の佐賀工業高などで開かれた。工業系高校7校から52人が出場し、木材加工や電気工事など6部門で技術習得の成果を競い合った。

 木材加工部門では、杉材を課題通りの形に製作する力量が問われた。3時間の制限時間内に、ノミやカンナ、ノコギリを使って切ったり削ったりした杉材を組み合わせて仕上げた。電気工事部門では、ランプの屋内配線に取り組み、施工図に沿って金属管やケーブルなどを加工して取り付けた。

 コンテストは今年で21回目で、佐賀市の北陵高、多久市の県立産業技術学院でも行われた。各部門の最優秀賞の生徒は、7月8、9日に佐賀など北部九州4県で開かれる九州大会に進む。(古賀真理子)