佐賀市議会の議会運営委員会は15日、佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画に関する駐屯地工事について「市民の生活環境や事業活動への影響に配慮した適切な措置を講じること」など4項目を求める意見書を提出する方針を確認した。20日に先議し、可決される見通し。
自由民主党、緑楠自民、自民清流の3会派が発案した。
意見書案では、駐屯地施設の整備や運営の発注に関し地元企業を優先することを求めたほか、佐賀駐屯地(仮称)を防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律第9条に規定する特定防衛施設に早期に指定すること、駐屯地に配備される自衛隊は地域社会との調和を図り、市のまちづくりに貢献することなどを求めている。
意見書は可決後、衆参議院の議長や内閣総理大臣、財務大臣、防衛大臣に提出する。(川﨑久美子)