スポーツ感覚で競い合いながらごみを拾う大会の参加者=佐賀市の東与賀海岸

参加した40チームが、ペットボトルやタバコの吸い殻など約68キロのごみを集めた

 ごみ拾いをスポーツ感覚で競い合うイベント「スポGOMI」が10日、佐賀市東与賀町の東与賀海岸で開かれた。全国大会に向けた佐賀予選で、職場の同僚や学生、親子などが3人一組のチームをつくって出場。ペットボトルやタバコの吸い殻などの回収に汗を流した。

 海洋ごみの削減につなげようと、日本財団(東京都)がイベントを企画・支援している。決められたエリアの中で制限時間内にごみを拾い、回収した量や種類に応じて与えられるポイントを競う。参加した40チームが計約68キロのごみを集め、干潟で泥だらけになりながらごみを探す姿もあった。

 唐津西高2年でボランティア部の岩田侑大さんは「ペットボトルが多かった。勝負で盛り上がり、楽しく活動できた」と笑顔で話した。上位入賞者にノリなど有明海の特産品が贈られた。優勝チームが10月の全国大会に出場する。(中島幸毅)

 

 上位の順位は次の通り。

 (1)佐賀市美化活動ボランティア(市役所)(2)薩摩藩(唐津西高校)(3)森永デザート(鳥栖市)