鳥栖市の両親殺害事件では、殺人罪で起訴された長男(19)が改正少年法で実名報道が可能になった18歳以上の「特定少年」に該当した。一方、更生を重視する少年法の理念は特定少年にも通じている。実名で報じるべきか、匿名か-。佐賀新聞社は編集局の記者やデスクらが事件の発生から慎重に検討し、議論を重ねてきた。