佐賀市はことし2月に、庭園部分が鍋島家から寄贈されて100年目の節目を迎えた神野公園(神園)について、再整備の方針を考える検討委員会を設置した。再整備を巡っては、10年前の2013年にも検討会を設置し整備案はできたものの、実質的に頓挫し、具体像がまとまらなかった経緯がある。こども遊園地、日本庭園、トンボ池など多様な顔を持ち、市民にもさまざまな思い入れがある公園だけに、検討委の意見や進ちょく状況を広く知ってもらいながら進める工夫も必要だ。