多久ロータリークラブは1日、多久市内の義務教育学校3校に合わせて約60冊の図書を贈った。会員の寄付を活用して2008年から続けており、船津美奈子会長は「児童・生徒の想像力をはぐくむ力になれば」と話した。
東原庠舎(とうげんしょうしゃ)東部、中央、西渓の司書たちが、「命の尊さ」「論語」など子どもたちに読んでほしいジャンルの本を選んだ。3校の図書館にある「ロータリークラブコーナー」の蔵書に加える。
市役所で贈呈式があり、石田俊二教育長と校長会長の富増晃二・東原庠舎東部校長が「子どもたちは本が大好き。いろんな分野の本に触れる機会が増え、本当にありがたい」と謝辞を述べた。児童・生徒が感謝の思いを記した手紙も手渡した。(市原康史)