気象庁によると強い台風3号は9日12時にはフィリピンの東の北緯17度30分、東経130度10分付近に位置し、ゆっくりとした速さで北北西に進んでいる。中心の気圧は975ヘクトパスカル。台風の中心付近では最大風速が35メートル、最大瞬間風速が50メートルで、中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。また、中心から半径440キロ以内で風速15メートル以上の強風が吹いている。
台風の中心は10日12時までにフィリピンの東の北緯19度25分、東経130度05分付近に到達する見込みで、この時の中心の気圧は965ヘクトパスカルと予想される。中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルとなる見込み。予報円の中心から半径175キロ以内では、風速25メートル以上の暴風域に入る可能性がある。台風の中心が予報円に入る確率は70%とされる。