ハンドボールの高松宮記念杯第11回全日本社会人選手権大会第2日は8日、福井県営体育館などであった。トヨタ紡織九州レッドトルネードSAGA(レットル佐賀、神埼市)は、予選トーナメント2回戦で昨年準優勝の大同特殊鋼(愛知)に40―33で勝利。5年ぶりに4チームが総当たりで戦う決勝リーグ進出を決めた。
レットル佐賀は序盤からGKの中村光を中心に、酒井翔一朗や新加入の成田幸平が堅い守りから流れをつくった。中央突破を図る相手から何度もボールを奪い、三重樹弥と中田航太が速攻。7点リードし前半を折り返した。後半は大卒ルーキーの治田大成や梶山瑞生ら新加入選手を投入。得点を積み重ねて前回大会で4強入りを阻まれた雪辱を果たした。
第3日は9日、同体育館などであり、レットル佐賀は午後1時から、決勝リーグ第1戦で大崎電気(埼玉)と対戦する。(鶴澤弘樹)