定期総会であいさつする江田明弘会長=佐賀市の県立美術館ホール

 佐賀県PTA連合会(江田明弘会長)は3日、佐賀市内で定期総会を開いた。保護者や学校関係者ら約300人が参加し、10月に県内で開かれる九州ブロック研究大会成功などの目標を再確認した。

 江田会長は「国のお金の使い方など政治に関心を持ち、子どもへの関わりを増やしていくことが大切。できることは限られているが、(会員の)数は多いので大きな力になる」とあいさつ。全国的な課題となっている教員不足に触れ、「待遇改善をしないといけない。子どもたち、未来のために取り組むのは連合会の役割。ご支援をお願いしたい」と述べた。

 議事では、九州ブロック研究大会について、万全の準備で九州各県の会員を迎えることなどを決議した。

 県PTA新聞コンクールの表彰式も開かれた。審査委員長の桑原昇・佐賀新聞社編集局長は「学校や地域の人たちとのつながりが伝わるきめ細かい作品ばかりだった。人と人とのつながりが実感できない時代。発信力を磨き、地域に問いかけ、教育力を高めていただきたい」と講評した。(福本真理)