高志館高(佐賀市)の食品流通科2、3年の生徒たちが3日、手作りの焼き菓子やみそを佐賀市内で販売した。試作を続けているイノシシ肉のソーセージを使った総菜パンの試食会も行い、買い求める多くの人たちで朝からにぎわった。
わいわいコンテナ2(佐賀市呉服元町)の11周年を記念した感謝祭に出店した。「多くの人に味わってもらいたい」と考え、クッキーとビスケットが1袋ずつ入ったセットが200円、どっしりとしたチョコパウンドケーキ1本が350円など、原材料などが値上がりしている中でも原価ぎりぎりの価格設定にした。
開店前から店の前に列ができ、生徒は真剣な表情で商品補充や会計の作業に当たった。イノシシ肉のソーセージパンも振る舞い、試食した40代の女性は「臭みもなく、おいしかった」と話した。
初めて販売に携わった3年の加㔟田(かせだ)真輝さんは「手作り菓子のリピーターになってもらいたい」、田中幸希さんは「接客も緊張せずにできた」と笑顔を見せた。(福本真理)