攻め込む鳥栖FW小野裕二(中央)。リーグ戦で好調な攻撃陣の奮起に期待したい=神奈川県横浜市のニッパツ三ツ沢球技場(3日の横浜FC戦から)

 サッカー・J1サガン鳥栖は、第103回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)2回戦の7日午後7時から、鳥栖市の駅前不動産スタジアムでJ3テゲバジャーロ宮﨑(宮崎県代表)と対戦する。タイトル獲得へ向けた大事な初戦を迎える。

 今季の天皇杯初戦を迎える鳥栖は前回大会、ラウンド16(4回戦)で優勝したJ2甲府に敗れた。

 宮崎は1回戦で東海大学熊本(熊本県代表)に3―0で快勝。リーグ戦では直近3戦負けなしと調子を上げている。4―4―2のシステムで、今季はクロスからの得点が多い。クロスを上げさせない守備や上がった後の空中戦での勝敗が鍵を握る。攻撃では鳥栖がボールを保持する時間が続くことが予想され、横浜C戦のようにサイド攻撃で複数得点を狙う。

 川井健太監督や横浜C戦で2得点を挙げた長沼洋一は「チームでいい準備をして、全力で戦う」と意気込む。リーグ戦から中3日の一戦で、メンバー変更も予想される。若手や出番の少ない選手たちは、チャンスをものにしたい。(中村健人)