女性押し相撲で次々に干潟に落ちる参加者。敗者は全身泥パックに=鹿島市の七浦海浜スポーツ公園

潟スキーで進む姿は、まさに「人間ムツゴロウ」。ゴーグルで視界良好?

泥に足を取られながら懸命に前に進むリレー競技の参加者

ロープで飛んでパフォーマンスを競う「ガタ-ザン」で、華麗に着地を決める

ブレーキのない自転車で、完走しても干潟に一直線

多くの来場者でにぎわう会場。国内外から4年ぶりに干潟に集結した

 鹿島市七浦海浜スポーツ公園で4日、干潟の祭典「第39回鹿島ガタリンピック」が開かれた。参加者は、日本一の干満差を誇る有明海の干潟を全身を使って楽しみ、潟まみれの笑顔がはじけた。

 青空の下、約1400人が潟の上を走ったり、跳ねたり、飛び込んだりして全身を泥一色に染めた。会場は開催を待ちわびていた約2万5000人の観客で埋まり、コロナ禍を経て名物イベントが復活した喜びを分かちあった。

 海外からも韓国の釜山外語大生など15カ国から60人が参加した。ホームステイの受け入れも含め、大会運営はボランティアが支えた。

文・山口源貴

写真・米倉義房