元ブラジル1部リーグプロサッカー選手の檜垣裕志さん(52)=石川県出身=が、佐賀市のブラジルサッカーアカデミー佐賀校で月1回、基礎技術や知識を直接指導している。対象は幼児から中学生まで。
檜垣さんは17歳からサッカーを始め、ブラジルで日本人としてプロ契約した2人目のサッカー選手。ブラジル1部リーグポルトゲーザなどで活躍した。1996年にサガン鳥栖の前身、鳥栖フューチャーズに入団が内定していたが、解散したため佐賀でのプレーは幻となった。国際サッカー連盟(FIFA)やブラジルサッカー連盟(CBF)の公認コーチライセンスを保有している。
10年間のブラジル経験で、ボールを奪われない感覚を養った。世界の優れた選手は利き足側でボールを持ち仕掛けるため、利き足に集中した技術指導で、ボールの持ち方や置き場所の大切さを伝える。「個がボールを持てることを正しく理解することでサッカーがうまくなる」と話す。
動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の”サッカー遊び”動画も人気だ。テニスボールやBB弾を使ったリフティングやサッカーテクニックを投稿。トラップ技術の動画は600万回以上再生されている。
次回のレッスンは6月10日15時から、佐賀市のスポーツパーク川副体育センターで行う。参加費1万円。通常レッスンを含む正会員8000円(月謝制)。申し込みや問い合わせは、メールで受け付けている。ブラジルサッカーアカデミー佐賀校中島さん、hysa.saga@gmail.com(谷口高雪)