「利休道歌」を唱える子どもたち=佐賀市の高木瀬公民館

 茶道を通じて子どもたちの伝統文化への理解と関心を育む「伝統文化茶道こども教室」の高木瀬教室が、発足から20周年の節目を迎えた。27日には今期の開講式が開かれ、子どもたちは千利休の教えを和歌にした「利休道歌」を唱えて、茶道の豊かな世界へと足を踏み入れた。

 高木瀬教室は、茶道裏千家今日庵(こんにちあん)の服部宗李(本名・小夜子)さんが立ち上げた。幼児から中高生が対象で、現在は服部さんとともに発足当時の受講生も指導者に加わっている。この日は今期の受講生20人のほか、教室を支えてきた関係者や保護者らが参加した。

 会長の富吉宗由(本名・ゆきえ)さんは、床の間の「主人公」と記した掛け軸を示しながら「ここではみなさん、一人一人が主人公です。お茶をたてるだけでなく、茶花や菓子から季節を感じ、自分をみつめる時間です」とあいさつした。

 受講生を代表して高木瀬小6年の山南龍吾(やまなみ・りゅうご)さんが「新しい友達にもお茶の良さを伝え、もっと礼儀作法を覚えたい」と誓いの言葉を述べた。

 教室のOGで、東京音大管打楽器科を首席で卒業したフルート奏者田中友貴さんも駆け付けて演奏を披露し、節目に花を添えた。(古賀史生)