剣道女子団体で連覇を達成した三養基の主将、嶋内さおりの目からは大粒の涙があふれた。「うれし涙と、自分が勝てない悔し涙」。連覇への重圧を背負った主将をみんなが支え合いながら、全国への切符をつかんだ。

 4校で争った決勝リーグ。三養基はともに2勝同士の龍谷と最終戦に臨んだ。2試合目を逆転勝利し勢いがある龍谷に先鋒(せんぽう)の石松美咲が競り負けたが、同じ2年の中島京香が得意のドウで追い付いた。