廃材を活用して作った下敷きを手にする児童ら=佐賀市の諸富北小

 佐賀市諸富町の家具・建具用資材販売会社オチアイ(野口東吾社長)は22日、同町の諸富北小(石田亮子校長)に、廃材を活用して作ったB5サイズの下敷き250枚を寄贈した。

 社員が一枚ずつ手作りした下敷きは、家具に使うメラミン樹脂の化粧板を使い、木目調や単色など色や柄はさまざま。学校を代表して受け取った6年の福本暖汏君は「大切に使って勉強を頑張りたい」と笑顔を見せた。

 下敷きは2010年から定期的に贈っていたが、コロナ禍で中止していた。同社営業部の清松仁覚さん(31)は「子どもたちの喜ぶ笑顔を見てやってよかったと思う。より多くの児童に届けたい」と話し、石田校長は「地元の企業によるSDGsの取り組みを子どもたちが知り、キャリアと郷土愛を育むきっかけになった」と感謝した。

 このほか、諸富南小にも下敷き280枚を寄贈した。(松尾綺子)