5月の市長定例会見から手話による同時通訳が始まった=24日、佐賀市役所

 佐賀市は24日の市長定例会見から、手話による同時通訳を始めた。4月に「手話言語の普及及び障がいの特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例」を施行したことに伴い取り入れた。佐賀県聴覚障害者協会が協力する。

 定例会見は毎回、市のホームページでライブ中継している。中継でも手話通訳を確認できる。

 この日の会見では、条例の正式名称が長いことから、通称を「障がいのある人もない人も心つたわる条例」と決定したことも発表した。

 坂井英隆市長は「通称を決めることで、(条例やその趣旨を)広く知っていただくことにつなげたい」と話した。(川﨑久美子)