出水期を前に佐賀市は24日、職員を対象に災害発生時の避難所対応を学ぶ研修会を開いた。今月8日から新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に変更されたが、避難所では引き続き感染症対策を実施することを確認した。
市危機管理防災課によると、市指定避難所は、SAGAアリーナなど前年同期から新たに6カ所、約4050人分を追加し、115カ所約4万6千人分を確保している。避難所にはそれぞれ2人以上の職員が配置される。
この日は2回の研修会に計56人が参加し、パーティションの広げ方などを練習したり、開設した避難所では消毒や換気を徹底する一方、「高熱があるなど体調不良を理由に、避難所利用を拒まないで。別の部屋に案内するなどして」といった注意点を共有したりした。(川﨑久美子)