佐賀県ユニセフ協会は21日、4年ぶりとなるチャリティーバザーを佐賀市の佐賀玉屋で開いた。寄せられた衣類や日用品などを高校生も協力して販売し、ウクライナやトルコ・シリアの子どもたちへの支援を呼びかけた。
バザーは昨年まで3年間、新型コロナウイルスの影響で中断した。今回はロシアの侵攻を受けるウクライナと、大地震が襲ったトルコ・シリアの支援を目的に、会員が持ち寄ったり、企業・個人が提供したりした食器やタオル、台所用品など5千点以上を並べた。
佐賀商高、佐賀清和高、北陵高の生徒がボランティアで参加し、買い物客らに「いかがですか」と元気に声をかけた。佐賀清和高2年の田中佑汰さんは「自分たちができることで手助けにつながる活動。参加させてもらい、世界に目を向ける機会にもなった」と話していた。
募金活動も行い、バザー収益と募金で総額17万1927円が集まった。江島きよ子事務局長は「厳しい生活を強いられている子どもたちを少しでも支えていければ」と話した。(中島幸毅)