鍋島報效会(鍋島直晶理事長)が行っている研究助成事業の第22回報告会が6月4日午後1時から、佐賀市の佐賀商工ビルで開かれる。昨年度に助成を受けた研究者3人と2グループが成果を発表する。

 助成事業は佐賀の学術振興や文化発展に貢献する目的で2001年度に創設した。

 今回の報告は、石橋美里さん(荒井流鷹匠)は「佐賀藩における鷹狩の文化史的研究~伝統の継承をめざして」▽高田祐一さん(奈良文化財研究所)は「佐賀藩の巨石採石技術の変遷」▽酒井田千明さん(九州国立博物館)は「柿右衛門窯の御用注文品について」▽佐賀市少年少女発明クラブは「子どもたちの創造性の開発と、自ら創造する意欲の育成」▽佐賀市立鍋島中学校は「持続可能な社会を目指して」の計5件。

 各研究者、団体が発表し、同会の秀島敏行評議員、吉住磨子評議員が講評する。定員60人。参加費200円(資料代)。事前予約制。電話もしくは同会のホームページから受け付ける。電話、同会0952(23)4200。(福本真理)