全国で宿泊施設を展開する「ソラーレホテルズアンドリゾーツ」(本社・東京都)は24日、嬉野市嬉野町の温泉宿「ホテル桜 嬉野」をリニューアルオープンする。客室や大浴場を和モダンに改装し、うれしの茶や肥前吉田焼といった地域の文化に触れるスペースも設けている。
「ホテル桜 嬉野」は嬉野温泉街の中心部に位置し、10階建てで客室は55室。最上階の大浴場は、嬉野をイメージしたタイルアートが彩り、展望風呂からは町並みを一望できる。客室は和洋室やスイートなど、和の雰囲気を生かしながら、幅広い世代向けにアップデートした。1階には嬉野の文化である茶や温泉、肥前吉田焼を紹介する「お茶の間」も設けている。食事は嬉野産の米など地元の食材を中心に提供する。
同社はチサンホテルなどを全国で展開しており、温泉宿の運営は初めてになる。同社経営企画室の山崎敏男室長は「嬉野温泉には西九州新幹線が開業し、アクセスも向上したので、インバウンドを含めた幅広い観光客が見込める。大浴場からの眺望は自慢で、モダンでゆったりとくつろげる空間を提供していきたい」と話す。
宿泊などの問い合わせは「ホテル桜 嬉野」、電話0954(42)3000。(山口源貴)