B2王者に輝き、胴上げされる佐賀バルーナーズの宮永雄太ヘッドコーチ=佐賀市のSAGAアリーナ(撮影・米倉義房)

 バスケットボール男子・Bリーグ2部(B2)優勝を懸け、佐賀バルーナーズ(佐賀市、西地区優勝)は21日、佐賀市のSAGAアリーナで長崎ヴェルカ(西地区2位)とのプレーオフ決勝第2戦を戦った。接戦の末、89―85で連勝しB2参戦3年目で初優勝を果たした。

 クラブ創設から5年で初のB1を決めた佐賀と、3部(B3)に参入して2年でB1へ「最短昇格」した長崎の隣県対決に注目が集まった。会場には、B2クラブ主管の1試合最多入場者数となる7532人のブースター(ファン)が詰めかけ、声援を送った。

 佐賀は得点源のレイナルド・ガルシアが序盤に負傷交代したが、江北町出身の角田太輝や、西川貴之らが活躍し競り勝った。

 プレーオフは初戦の準々決勝の福島戦から準決勝の西宮戦、決勝と無傷の6連勝で栄冠を勝ち取った。(北川尊教)