江北町出身の角田太輝が地元でのプレーオフで夢をかなえた。B1昇格を達成し「けが人が出て難しい時期も、下を向かずにやってきた結果」と喜んだ。
佐賀北高から白鷗大に進み、在学中の2021年12月に、特別指定選手として加入。司令塔のポジションに取り組むと、今季はレイナルド・ガルシアが故障離脱した期間に穴を埋めた。56試合に出場し、26試合で先発出場。強度が高い前線からの守りや切り込み、3点シュートで若手ながら、チームに不可欠な存在として貢献した。
国内最高峰のリーグに挑む23歳は、「(持ち味の)3点シュートやスピードは通用すると思う」と自信を口にした。「B1クラブがあることで佐賀のバスケ界が発展していけば」。若手のホープが地元の期待を背負って戦い続ける。(北川尊教)