芝生に置かれた遊具で遊ぶ子どもたち=佐賀市松原のARKS

 佐賀市の県庁北側の「くすかぜ広場」をリニューアルした「ARKS(アルクス)」がオープン1周年を迎え、14日に記念イベントが開かれた。キッチンカーの出店などに加え、千歩以上歩いた人に飲料をプレゼントするなど、県が進める「歩くライフスタイル」の情報発信拠点としての役割を来場者にアピールした。

 タコスなど飲食に加え、母の日にちなんで花屋のキッチンカーも出店した。芝生には遊具が置かれ、ゆるキャラによる餅まきもあり、多くの家族連れでにぎわった。家族で初めて訪れた福地孝雄さん(34)=小城市=は「子どもたちが遊べる場所が市街地にあるので、カフェやショップも利用してみたい」と施設を気に入った様子だった。

 ARKSではこれまでに、映画上映やマルシェなどのイベントを30回以上行った。アウトドア用品店を出店している江口裕太さん(42)は「天候によって利用客数は左右された」と振り返り、「佐賀駅やSAGAアリーナを中心に歩く楽しさを知ってもらい、楽しく回遊できる町づくりに貢献したい」と話した。

 県まちづくり課の井原康晴さん(41)は「ARKSはいろんな使い方ができる場所。皆さんから愛される場所になってほしい」と期待した。(坂本有佐)