台湾の小学生に向け、

 佐賀市の高木瀬小(橋口繁美校長)が、台湾の小学校と手紙での交流を始めた。6年生約140人が9日、授業で台湾の文化を学び、自己紹介や質問などを交えた手紙を英語で書き上げた。手紙のやり取りを通じて両国の文化に触れ、交流を深める。

 外国との手紙交流は、同市の佐賀八戸溝郵便局が取り組んでいる。これまでも市内の小中高生が、台湾やタイ、マレーシアなどの子どもたちと手紙をやり取りしてきた。高木瀬小は台北市の吉林小と交流する。

 授業では同郵便局の石原資展局長が台湾の文化や学校生活などを紹介した後、児童が自分の好きなものや台湾についての質問などを英語でつづった。インターナショナルバルーンフェスタなどを紹介した湯川千紗さんは「英語は難しかったが、返事が楽しみ。有名なものなど、台湾のことをもっと知りたい」と話した。

 児童が書いた手紙は6月に石原局長が吉林小に持参し、同校の児童が書いた返信を持ち帰る予定。石原局長は「手紙を書いたり読んだりしている時、子どもたちの目がキラキラしている。手紙を書く機会は減っているが、手紙の良さを知ってもらえれば」と話した。(德川詩織)