助成金を贈呈した(左から)中田智章支社長と、助成団体代表の音成克己さん、松本英徳さん、松浦健吾さん=佐賀市の明治安田生命佐賀ビル

 地域の伝統文化の継承や後継者育成を支援している明治安田クオリティオブライフ文化財団は10日、佐賀県内で民俗芸能の保存に努める3団体に計120万円の助成金を贈呈した。

 助成団体の公募に対し本年度は全国から85件の応募があり、48件が選ばれた。蔵上町御田舞(おんだまい)保存会(鳥栖市、音成克己会長)と南川獅子保存会(鹿島市、松浦健吾会長)に50万円、母ヶ浦(ほうがうら)面浮立保存会(同、松本英徳会長)に20万円が贈られた。

 贈呈式が佐賀市の明治安田生命佐賀ビルで開かれ、明治安田生命佐賀支社の中田智章支社長が「後継者の育成に役立ててほしい」とあいさつし、各保存会の会長に目録を手渡した。助成金は、継承のための映像記録作成や衣装購入の費用に充てられる。(小島発樹)