交通安全への願いを込めてハトを放つ児童代表の6年生たち=佐賀市の兵庫小

登校する児童を見守る警察官と交通安全協会委員ら=佐賀市

 春の交通安全県民運動(佐賀県交通対策協議会主催)が11日、県内各地で始まった。20日までの10日間、子ども・歩行者の安全確保や自転車のヘルメット着用推進を掲げ、携帯電話使用をはじめとした「よかろうもん運転」の根絶を目指し、県内10署や各地区の交通安全協会などで啓発活動を強化する。今年は全国統一地方選挙の影響で1カ月遅れで展開する。

 佐賀市の兵庫小では午前7時半から佐賀北署員や佐賀北地区交通安全協会委員、教職員らが通学路に立って登校する児童を見守った。校庭ではハトを放つセレモニーも行った。同署交通課の福田公彦課長は「交通安全への願いをハトに託した。事故防止に当事者意識を持ってほしい」と呼びかけた。児童代表でハトを放った6年の坂元凛央(りお)君は「ハトがきれいだった。事故がないよう交通ルールを守りたい」と笑顔で語った。

 「放鳩」は佐賀市金立で競技用のハトを飼育する日本鳩レース協会員の北嶋和明さん(68)が佐賀北署に提案した。放たれたハトは市内を回り、北嶋さんの家に戻ってくる。

 県警交通企画課によると、10日までに県内で発生した交通事故件数(速報値)は、人身事故が1129件(前年同期比87件増)、死者は2人(5人減)となっている。(上田遊知)