佐賀銀行(佐賀市、坂井秀明頭取)は、顧客情報を管理して営業に生かす「営業支援システム」を開発し、8日に稼働させた。蓄積した顧客データを分析して営業に活用するほか、顧客同士のビジネスマッチングを支援する機能も盛り込んだ。外部委託から内製化に切り替えて維持・改修のコストを削減し、今後の機能追加にも迅速に対応できるという。

 これまでの営業システムは外部から購入して改修しており、顧客への営業活動の記録を残せるものの、データの検索や活用の面ではより使いやすさが求められていた。そこで、採用を進めているデジタル人材や行内で育成した職員ら約10人で、2年半ほどをかけて新システムを開発した。