勝利をたぐり寄せたのは２５歳のヘディングシュートだった。ＢｒｅｗＫＡＳＨＩＭＡは平形武丸が奪った勝ち越し点を守って逃げ切り、佐賀大に２―１で競り勝った。「（猪股の）クロスが完璧だった。つないでくれた仲間に感謝」と喜んだ。

　１―１で迎えた後半３０分。右サイドを駆け上がった猪股直希からのクロスを頭で合わせた。「中を見てくれているはず」と、大学の後輩から供給されたボールに飛び込むと、シュートが相手ＤＦに当たってコースが変わり、ネットを揺らした。