バスケットボール男子・Bリーグ2部(B2)西地区の佐賀バルーナーズ(佐賀市)は6日午後5時から、佐賀市のSAGAアリーナで、1部(B1)昇格とB2年間王者を懸けたプレーオフ初戦の準々決勝に臨む。西地区で優勝した佐賀は、ワイルドカードで出場する福島ファイヤーボンズ(東地区4位)と戦う。
今季の福島との対戦成績は3勝1敗。開幕戦で黒星を喫したが、以降は全て勝利している。福島はゴール下での高さを生かした攻撃が持ち味。208センチと長身の2人の外国籍選手が中心を担う。グレゴリー・エチェニケは得点ランキング3位で、ジョシュ・ハレルソンはリバウンドランキングで4位。いかに外国籍選手をゴール下で自由にさせないかが重要になる。
佐賀は堅い守りと連動性ある攻撃で西地区を制し、3季連続でプレーオフに進出した。岸田篤生や井上諒汰、角田太輝らの前線からの厳しいマークと、テレンス・キングやチェイス・フィーラーらの体を張った守りで福島の攻撃を止めたい。攻めては得点ランキング日本人トップの西川貴之やけがから復帰したレイナルド・ガルシアらに期待が集まる。
西川は「ホームの新アリーナで、多くのブースター(ファン)の声援を受けることは力になる。挑戦者という気持ちで戦う」と気合を入れた。プレーオフは2戦先勝方式で、第2戦は7日午後3時、1勝1敗なら第3戦を8日午後7時から行う。決勝に進出した2クラブがB1へ昇格する。(北川尊教)