太良町の太良高(緒方康二校長)でこのほど、校外学習があり、新1年生が同町の竹崎島を散策した。竹崎かに旅館組合女将(おかみ)会による昼食のふるまいや住民との交流を通して、地域の魅力を学んだ。
同校では昨年度から地域と協働した教育活動に取り組んでおり、その一環として同町観光協会と女将会が協力。1年生は竹崎港や竹崎観世音寺などを歩いて巡り、歴史や旧跡などについて住民に質問したり、竹崎カニの水揚げを見学した。昼食会場は竹崎城址展望台で、女将会が手作りした地元産鶏肉を使った鶏飯や唐揚げ、豚汁に舌鼓を打った。
白石町から通う1年の定松大明さん(15)は「初めて竹崎に来たけど、雰囲気のあるお寺や港があってとてもよかった。プロのご飯もおいしい」と声を弾ませた。女将会の川島裕美子会長=豊洋荘=は「地元の高校生と触れ合う機会がないので、交流ができてよかった。太良の魅力をもっと知ってもらいたい」と話した。(山口源貴)