シンフォニアひびきのメンバー(提供写真)

 佐賀県内外のピアニスト11人で活動する「シンフォニアひびき」(萩原洋子代表)が、20日14時から、佐賀市の県立美術館ホールでリサイタルを開く。故古賀雅子さんに「ユーブング」のメソッドを学んだ3人が、研さんの成果を聞かせる。

 福田恭子さん(同市)は自身が好きな曲だというショパンの「ノクターン」で久々のソロ演奏を披露し、喜多明子さん(同市)は「即興曲」で悲哀や温かみなど次々に変化する曲想でシューベルトの魅力を伝える。萩原さん(同市)と福田さんはラフマニノフの「六つの小品」を演奏し、厳しさと情熱が同居するロシア独特の曲調を連弾で表現する。

 同グループは1994年に発足。古賀さんや武田牧子さんらに師事し、求める音に応じて指や腕の使い方を工夫するメソッドを学ぶ。メンバーは月2回集まって勉強会を開くほか、昨年と一昨年には佐賀市金立町の奏楽庭でサロンコンサートを開いてきた。

 福田さんは「それぞれの特徴が表れていて楽しめると思う」と話す。チケットは3000円(高校生以下2000円)。問い合わせは萩原さん、電話090(9074)3589。(花木芙美)