オスプレイ佐賀配備着手へ 地権者、用地売却を決定 臨時総会で賛成8割

 佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画を巡り、駐屯地予定地の地権者でつくる管理運営協議会は1日、臨時総会を開き、防衛省に用地を売却する方針を決めた。採決の結果、地権者の8割近くが売却に賛成した。最後の関門となっていた用地取得にめどがついたことで、防衛省の要請から約9年間が経過した配備計画は、実現へ大きく歩を進める格好となる…(記事詳細へ)

<解説>国は傷付いた地域に寄り添え オスプレイ佐賀配備着手へ

 漁業者ら地権者が駐屯地予定地の売却に応じる意思を示したことで、佐賀空港へのオスプレイ配備計画は大きな転機を迎えた。防衛省の要請から9年。長く国策に翻弄ほんろうされてきた漁業者の間には少なからず分断が生じている。政府にはこれまで以上に地域に寄り添う姿勢が求められる…(記事詳細へ)

防衛省、安堵も「ゆっくりできない」木更津の暫定配備期限見据え

 佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画を巡り、駐屯地予定地の地権者たちでつくる管理運営協議会が用地の売却決定を議決した1日、防衛省の関係者は安堵(あんど)の表情を浮かべながらも売買契約の手続きを急ぐ考えを示した…(記事詳細へ)

<今後の流れ>用地売買契約や工事準備本格化 反対地権者の一部は訴訟検討

 佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画は、駐屯地予定地の取得にめどがついたことで、今後は用地の売買契約や設計、工事の準備が本格化していくとみられる。ただ、配備に反対する地権者の一部は「売却には地権者全員の合意が必要」として法的手段も視野に検討を進めており、先行きに不透明さも残る…(記事詳細へ)

用地売却決定 地権者「難しい決断だった」 反対派「無念の一言」

 佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画を巡り、地権者でつくる管理運営協議会が1日の臨時総会で駐屯地予定地を売却する方針を決めた。議決を巡って激しく議論が交わされる場面もあったという総会…(記事詳細へ)

知事「判断に敬意」 佐賀市長「決定重い」

 佐賀空港へのオスプレイ配備計画を巡り、駐屯地予定地の地権者たちでつくる管理運営協議会が用地売却を決定した1日、計画受け入れを表明していた佐賀県の山口祥義知事、佐賀市の坂井英隆市長は協議会の決定に敬意を示した上で、防衛省には今後も誠意ある対応を求めた…(記事詳細へ)

佐賀オスプレイ 「地域振興」に苦渋の決断 防衛省、事故懸念くすぶる

 陸上自衛隊輸送機V22オスプレイの佐賀配備計画は1日、国による用地買収の見通しが立ち、実現が決定的となった。一連の経過からは、国が「地域振興」をてこに切り崩し、漁協側は先細る地元経済への不安から苦渋の決断に至った構図が透ける…(記事詳細へ)

<論説>オスプレイ用地売却決定 今後も誠実な対応と説明を

 佐賀空港への陸上自衛隊オスプレイの配備計画を巡り、駐屯地予定地を所有する地元漁協組合員ら地権者が臨時総会を開いて売却することを決めた。2014年7月に政府が配備要請をして9年近くの論議を経て、計画は実現への大きなハードルを超えたことになる…(記事詳細へ)