唐津市は、健診受診率の向上を図るポイント事業「からつウェルポ」を9月末で終了する。登録者は2千人台にとどまり、市公式ラインを通じた健診のウェブ予約などに切り替える。
事業は、市在住か勤務の18歳以上を対象にアプリなどで登録し、健診受診時や健康イベントの参加などでポイントをためて商品と交換する仕組み。包括連携協定を結ぶ健康食品製造販売のディーエイチシー(DHC)にアプリの運用を委託し、2018年からサービスを始めた。
ポイントの付与は9月末、賞品交換は11月17日までで終える。3月末時点の登録者は2123人だった。唐津市保健福祉部の担当者は「新型コロナの影響で健康教室などを開催できず、受診控えもあって効果を広げられなかった。今後は公式ラインから健診のウェブ予約ができるよう、利便性を上げたい」と話す。(横田千晶)