鳥栖市の日本語学校「弘堂国際学園」で25日、入学式が開かれた。ネパール、ベトナム、ミャンマーなど5カ国の留学生23人が参加し、それぞれの目標に向かって学業に励むことを誓った。
この春の新入生は1年3カ月~2年コースで学ぶ63人で、現地大使館のビザ発給待ちなどで40人は未入国。5月上旬ごろには全員がそろう見込みという。
山本由子校長は「日本は労働人口が少なく、皆さんの力がないとやっていけません。日本を選んでくれてありがとう」と歓迎し、「日本では勉強も身の回りの家事も『すぐやる、必ずやる、できるまでやる』に取り組んで」と激励した。
在校生のスナル・サビタさん(21)は「学校は家族と同じで、いつでも手伝ってくれます。先輩もいるから安心してください」と述べ、新入生代表が「初心を忘れず一生懸命勉強し、日本留学の目標を達成します」と誓いを述べた。
スリランカから留学したシハルさん(20)はアニメやドラマを見て日本が大好きになったといい「土木エンジニアになるために大学に入り、日本で家のリフォームをしたい」と話した。(樋渡光憲)