3月の佐賀県内は、新型コロナウイルスの影響が落ち着きを見せ、外出の増加で旅行やレジャー関連が好調となった。卒業式やひな祭りといった春のイベントに関した商品も動き、コロナ以前の光景が戻り始めてきている。
 新型コロナの「まん延防止等重点措置」が上旬まで適用されていた前年同月に比べ、旅館の需要は約2倍に増加、ゴルフの来場者も上回った。大型店は来店数が前年に届かなかった店舗もあったが、トラベル関連商品や弁当がよく売れ、卒業式のスーツやギフト用のハンカチも動いた。
 ICTは10月に始まるインボイス制度に向けた受注も増加。ただ、機器の仕入価格なども高騰し利益が追いついていない模様だ。建具の材料も高止まりしている。