4月下旬、日展作家で唐津焼を手がける三輪廉浩さん(54)は25年ほど前に修業した中里文子さん(89)の「あや窯」で窯焚きに向けた準備に励んでいた。昨年の春から夏前にかけて体調を崩し、久々の作陶だが「なんだかんだ言って手は覚えている」と笑みを浮かべる。 宮崎県都農町出身。