鹿島市議選は16議席を巡って17人が争い、現職15人と新人1人が当選した。党派別では、立民が初めて公認した現職1人が再選、公明、共産が各1議席を維持、政治団体「幸福実現党」の新人が県内市町議会で初議席を獲得した。地区別では、鹿島地区が最も多い8人で、古枝地区が3人、能古見地区は2人、浜地区、七浦地区、北鹿島地区は各1人ずつ。女性議員は1人増えて2人となった。
投票率は54・73%で前回を9・18ポイント下回り、過去最低を記録。投票率を地域別にみると、候補者が2人から1人に減少した北鹿島地区が50・86%と約15ポイント低下、最も人口が多い鹿島地区も51・59%と9ポイント近く下がった。ある関係者は「新人が少なく、大きな争点もなかったことが影響したのでは」とみる。(山口源貴)