昨年開かれた佐賀邦楽芸能祭のステージ=佐賀市文化会館

 第51回佐賀邦楽芸能祭が5月7日午前10時半から、佐賀市文化会館で開かれる。尺八や民謡など7分野の約400人がジャンルを超えて競演し、邦楽の魅力を伝える。

 琴城流大正琴琴郁会や吟道佐賀松風会など14団体が参加する、佐賀邦楽芸能協会(泉月之介会長)が主催する。香雲堂吟詠精山会の21人による合吟「葉隠れ武士」や、文化箏(ごと)箏遊会による四季のメドレー6曲など、各団体が心に響く和の音楽を届ける。

 同協会事務局長で「和太鼓葉隠」会長の八木一彦さんは「声を出す分野は特にコロナ禍で苦境に立たされたが、ようやく通常通りの稽古が可能になった」と安堵(あんど)し、「数年間のブランクを取り戻す時。原点に立ち返り、佐賀に本物の邦楽を根付かせたい」と意気込んでいた。

 チケットは1500円、当日300円増し。問い合わせは八木さん、電話090(3197)7575。(花木芙美)